にせものに注意(ドリンク編)

去る平成23年7月16日、トライアルの、いままでずっとオロナミンCドリンクがあった
場所を何気なく見ると、ナント10本で¥450の張り紙がしてあるではありませんか!!。
これは安い!と思い、商品を手に取ったところ、オロナミンCではありませんでした。
うっかりだまされるところでした。(トライアルの前回のポテトチップとおなじ手法)

本家オロナミンCとの比較です。 赤を基調にしたデザイン、パッケージ上の真ん中の
持ち上げる部分の切り抜き穴、中央に配置した Cドリンクのロゴ、バーコードと紙リサイクル
マークの位置、
など、これでは、うっかりして間違って買ってしまう人が続出してしまうだろう。
とくに視力の弱ってきたお年寄りなどは、「パッケージが赤」というだけで買ってしまうかも
しれない。
また年寄りでなくとも「10本まとめ買いする人は、売り場で商品が段ボールに重ね積みの
状態で商品名まで確認していては、手間がかかり、表に見えているパッケージ上部の
デザインイメージでそのまま買い物かごに入れてしまいがち。」という消費者心理をたくみ
に研究しています。
本当に困ったモンです。

 ★ならべてみました


しかし、1本¥45は安いので、試しに買って飲んででみることにしました。
その結果、これまでニセものとして有名な「ビタレモンC]や「ミンナミンC]に比べてよく
出来ており、本家オロナミンCにもっとも近い味を出しています。次に栄養ドリンクとして
肝心の成分については以下に解説しますがオロナミンを研究して仕上がっている印象です。


   オロナミンCドリンク     トモビタンCドリンク


黄色の背景に黒の印字、「栄養成分表示」の成分の表示順序だけでなく、
成分品目(8成分)数、成分の種類、字体、四角で囲んだところまで一緒だ。
唯一ちがうのは 120mlあたりのあたりの字が「当たり、と、当り」となっている、
この辺は、わざと違えて、もしマネしたと訴えられた場合の防衛策か?


・エネルギー       トモビタンの方が23カロリーも低いので糖分を気にする方はオロナミンCより良いのではないでしょうか??
・ナトリウム        不思議にも、全く同じ(1〜3mg)でした。
・ビタミンB2,B6      なんと、トモビタンは本家オロナミンより、10%以上も多い。値段は安いくせに本家より多いとはさすがトモビタン!!。
・ビタミンC        これはオロナミンが多いが、人間が必要なビタミンCは1日70mg程度であり、ビタミンCは大量に飲んでも腸から
               は100ミリグラムほどまではよく吸収されるが、その後はどんどん吸収が悪くなるので大差なし。
・ナイアシン       トモビタンはオロナミンの1/8程度しかない。ナイアシンには、二日酔い予防,炭水化物や脂質の代謝を助ける,
              皮膚の健康を保つ,血行改善 などの効能があります。これはトモビタンが負けました。
・飲んだ味        あまり変わらないが、トモビタンの方がややフルーティに感じた。(気のせいか?)
・価格           トモビタンはいつも45円で売られており、完全にオロナミンの負け。


総合           値段差を考えるとトモビタンはよく健闘していると思います。ナイアシンを除き、栄養成分は優劣つけがたい一方、
              値段の差は歴然とあり、トモビタンはカロリーが気になる人や、お金がない人にオススメの栄養ドリンクです。

このように、味はオロナミンCに近く、値段は安いので、自販機でも売られています。
下の写真に注目!、ドリンクの文字が黒いのが特徴です。
オロナミンCは白色です。


写真のように遠くからみると「オロナミンC]と見分けがつかない。